瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Feb 22, 2018

ベトナムでのシンポジウム(その5)

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International Symposium on the Education & Research of the Global Environmental Studies in Asia by Hanoi University of Science and Technology, Vietnam and Kyoto University (KU), Japan



このシンポジウムのポスター優秀賞は、なんとわが森里海連環学教育ユニットのEileen Huang(黄 琬惠)研究員の頭上に輝きました! Huangさんのフィールドは、瀬戸臨海実験所にほど近い田辺市の田辺湾西南に突き出した鳥の巣半島です。瀬戸実験所の何人かの方にとっては、おなじみの場所ですね。Huangさんの研究と、瀬戸臨海実験所で行っている生物多様性の研究や昨年度から始めた「森里海連環学実習」が、将来的にうまくコラボできると良いと思っています。




対象となった発表は以下の通りです。

タイトル: Sustainable development of Nation Park in Japan; Case study in Tanabe city Torinosu Peninsula in Wakayama


概要: National parks in Japan use park zoning system to designate national park area as such regardless of private land ownership. According to the calculation in 2016, over 25.5% of natural park’s lands are privately owned. Since some of natural parks’ lands are owned privately, park management needs support from regional residents, scholars or researchers didn’t focus on residents’ participation much. However, sustainable development of national parks in Japan becomes an important issue, because of attention on biodiversity. The purpose of this study is to pick up issues that a national park community will be faced with on the way to a sustainable development.

授賞式の様子。




Feb 19, 2018

ベトナムでのシンポジウム(その4)

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International Symposium on the Education & Research of the Global Environmental Studies in Asia by Hanoi University of Science and Technology, Vietnam and Kyoto University (KU), Japan


森里海連環学教育ユニットによるセッションは、Future Prospect of Eco-tourisum Research for Studies on the Connectivity of Hills, Humans and Oceans. と題され、全体を吉積准教授がつかさどります。吉積准教授は、ベトナムをフィールドとして何度も訪れて研究をされており、一見物静かながら、実にバイタリティーあふれる方です。

吉積准教授は日本では、和歌山県の白浜町から田辺市にいたる地域のエコツーリズムの研究もされています。そのため、たびたび瀬戸臨海実験所を訪れ、その地域に関連のある研究をしている大和さんや原村さんが、吉積さんの研究に協力しています。

瀬戸臨海実験所は田辺湾に浮かぶ無人島の畠島の1世紀間調査と題して、潮間帯の海洋生物の種多様性に関する長期的変動の研究を行っています。こうした生物多様性の挙動の調査は、吉積さんの研究とのコラボも可能であり、その方面での発展も期待できると思います。













昼食風景。ベトナム料理が盛りだくさん。さまざまなスパイスのにおいで、むせぶようです。一見、ほとんど中華料理のように見えますが、味がかなり違います。どれもこれも非常に美味です。





左は森里海ユニットのEileen Huang(黄 琬惠)研究員。右は同ユニットのSarina Bao研究員です。若き才能あふれる行動力抜群の研究員の方々です。





Feb 15, 2018

ベトナムでのシンポジウム(その3)

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International Symposium on the Education & Research of the Global Environmental Studies in Asia by Hanoi University of Science and Technology, Vietnam and Kyoto University (KU), Japan

Research Internationalization と題されたシンポジウムで、京都大学、ハノイ大学を含むアジアの5大学のStudent Exchange Programの調印式、山極総長を含む3名の講演者による研究と教育における国際協力の重要性、Global Environmental Studies を基盤とする国際協力の可能性に関するパネルディスカッションなどが行われました。


山極総長の講演です。








左から森里海連環学教育ユニットの安佛研究員、Eileen Huang(黄 琬惠)研究員、朝倉、山極総長、Sarina Bao研究員、清水准教授。ユニットの教員と研究員は、すばらしい機動力をもったチームで、こうしたシンポジウムやイベントをどんどんこなしていきます。




Feb 13, 2018

ベトナムでのシンポジウム(その2)

International Symposium on the Education & Research of the Global Environmental Studies in Asia by Hanoi University of Science and Technology, Vietnam and Kyoto University (KU), Japan

アジア全域を対象とした環境問題、持続可能な開発、自然保護とそれに関する啓蒙教育などを主眼としたこのシンポジウムのシリーズは2009年より京都大学が主体となって、アジアの各国を回りながら開催しているそうです。素晴らしい!

今回のこのベトナムのシンポジウムでは日本、ベトナム、カンオボジア、インド、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリッピン、タイ、シンガポール、ミャンマーなどの50近い大学や各種の研究機関から、約300人が集まるという大規模なものでした。東南アジアには、これだけの多種多様な大学があって、環境に関する研究と教育に対してさまざまな取り組みがなされている、ということを知る実に貴重な体験です。

 日本はアジア最大の先進国ですが、それだけにアジア地域におけるこうした連携、協力の必要性をひしひしと感じました。そういう意味でも、実に有意義な今回の学会です。
 また瀬戸臨海実験所でも、最近は東南アジアにフィールドワークに出かける人たちがいて、今後の研究のひとつの重要なポイントとなってきそうです。

















Feb 5, 2018

ベトナムでのシンポジウム(その1)

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International Symposium on the Education & Research of the Global Environmental Studies in Asia by Hanoi University of Science and Technology, Vietnam and Kyoto University (KU), Japan


10月30日~11月1日に、ベトナムでの表記のシンポジウムのために、ハノイにやってきました。ハノイ大学ー京都大学の合同シンポジウムが、開催されます。この中で、わが京都大学森里海連環学教育ユニットからも多数の参加があり、セッションもひとつ受け持っています。京大からは私の乗った飛行機だけで、大学院生、教員、関係者あわせて50名! 山極ゴリラ総長も来られました。
 瀬戸臨海実験所でも畠島1世紀間調査などの生物多様性の長期的変動の研究を行っており、わが実験所の研究分野のひとつの将来をうらなう意味でも、とても勉強になるシンポジウムでした。白浜町から田辺市をフィールドにされているユニット教員の吉積先生や、黄研究員も参加されました。






ハノイ市の遠景。たくさんの高層ビルが立ち並んでいます。スカイツリーのようなタワーも見えます。人口650万人ほどの大都市です。近寄ってみると小さな建物が密集しているのがわかります。町の道路はバイクで溢れています。













ベトナム語はその7割が漢字に由来するのだそうで、漢越語というのだそうです。しかし現在はアルファベット(プラスいろいろな文字かざり)で表現するので、何が書いてあるかよくわかりません。ものの本によって仕入れたばかりの知恵ながら、日本語と良く似た発音のものもあるそうで、例えばクアンサット(観察)、カイカック(改革)、ティエンニエン(天然)、イーフック(衣服)、イーキエン(意見)などだそうです。