瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Oct 8, 2016

インドネシア・サンプリング(7月11日~8月14日)

posted by Yoshi
修論を間近に控えたM2です。
気分転換にブログを書くことにしました。

少し前のことになりますが、修論に必要なヤドカリサンプルを採るために、1か月ほどインドネシアに行ってきました。

首都ジャカルタに拠点を置き、ジャワ島周辺とロンボク島に行ってきました。

ジャカルタの道路
日本とは違い、交通の整備がほとんどされていないので、とても危ないです。
基本的に信号は無いので、道路を渡るときは手を上に挙げて、渡ることをアピールします。
そして車が止まってくれるのを待ってから渡ります。


赤道が近いので日差しは強いですが、カラッとしていて陰に入れば涼しいです。白浜より涼しく感じました。






目的の種はヨコバサミ属のヤドカリです。



(ヤドカリ採集写真)


ジャワ島付近での採集地点として、パンガンダラン、スリブ島、バンテンの3地点に行きました。

(パンガンダラン写真)

(スリブ島写真)


スリブ島では九州大学の人たちとも出会う事が出来ました。まさかこんなところで日本人の方に出会えるとは!!2週間ぶりに日本語が話せてうれしかったです。



現地の方が 僕たちのためにBBQをしてくれました。






帰りの船です。


スリブ島での生活は、まさに南国の島という感じでしたが、シャワーからお湯が出ることは無く、トイレはセルフ・ウォーシュレットという感じです。やはり、トイレットペーパーは偉大です。


 ロンボク島はこんな感じです。




現地の子供たちもサンプリングを手伝ってくれました。
将来が有望ですね


と言う感じで、5週間のインドネシアサンプリングが無事に終わりました。
採集したヤドカリはこんな感じです。

今回、苦労したことと言えば、トイレですね・・・。
あと、食事、、
日本食が恋しすぎて、大変でした。
最後の1週間は、日本でも食べられるものと言う事で、ずっとマクドナルドで・・・。
安定のマクドナルドです。

でも、海外に行くことは研究者との交流以外にも、その国の文化や風習にも触れることが出来るので、とても楽しいです。
確かに、現地では色々と苦労をしますが、どうしてもまた行きたくなってしまいます。

最後に、これが今回採れたヤドカリたちです。



Oct 5, 2016

奈良女子大臨海実習 (6/3-7)

Posted by TPS

2016年6月3日~7日にかけて,奈良女子大学の臨海実習が行われました。

 本実習では,海藻の観察と同定,タイドプールの生物相観察,プランクトンの観察,自由課題実習などが行われました.



 まずは福井県立大学の神谷先生による藻類の講義からスタート。
神谷先生には、この実習の藻類担当教員としてご協力いただきました。

早速フィールドでの藻類観察と採集へ。
春先に比べると減ってしまいましたが、そこを探すのが面白い。

実物を見ながらの解説はフィールドワークならではの贅沢。

実験所に戻ってからは、採集した海藻を使った押し葉標本の作製です。

スライドガラスとカミソリを使った組織切片の作り方を伝授されました。


2日目はタイドプールの生物相調査です。
タイドプールの中の生物の分布状況を調べるために海水を組み出していきます。大きなタイドプールを選ぶと、結構腰にきます…。

タイドプールの大きさ、深さ、海面からの高さや底質などを記録します。

どの方角・深さに、どのような海藻や動物がいたのかを調査していきます。ガイドブックも大活躍(宣伝)。

得られたデータをまとめて、2つの性質が異なるタイドプール間の生物相の比較をします。6人もいれば文殊の知恵×2。

考察内容を図にまとめて発表です。みなさん短時間でよくぞここまで…。

この黒板がみなさんの努力(と僕の腰痛)の成果です。すばらしい!

翌日は畠島での生物採集と観察です。
遊佐先生による潮間帯の生物についての解説を聞き、みんな熱心にメモ。

ワダツミギボシムシの糞塊を注視。
糞塊が動いたら、その下には本体が!採集するためにはシャベル、深く穴を掘る体力と炎天下を耐えぬく精神力が必要です。シャベルだけが不足…。

ナマコを見つけると、とにかくキュビエ菅を吐き出させたくなるお年頃ですね。この実習期間中で一番の笑顔はまさかのここ!!

いつかはやると思っていましたが、神谷先生がついにヤッテしまいました…。事件です。タツナミくんが…。


そして、最終日は自由課題実習です。
ここまでの磯観察で興味を持った生き物の行動生態について、各班で仮説を立てて実証してきます。しかもたったの半日で!

各班で色々と工夫を凝らした実験を進めています。

みんなで意見を出し合って、午後からの発表に備えます。

タツナミガイの紫汁を集めるとこうなります。まるで芳醇なワインのような…。




各班が短時間で内容の濃い研究発表を完成させていました。お疲れさまです!


Oct 3, 2016

気仙沼でのILASセミナー(その2)

posted by AA & Tomo


 前回の続きです。
大川のJR大船渡線の近くを流れる鉄橋の下で、説明される畠山重篤さん。ダムが河川の生物の多様性に与える影響について説明されます。



一関市にある室根山にある室根神社です。 ここに「森は海の恋人」の石碑があります。 またこの神社はブナ林に囲まれており、ブナの生物的な特性についても説明を受けます。



魚をさばく体験学習。このあと、この魚をありがたく賞味しました。美味でした。


植樹体験です。畠山さんが長年続けてきた運動の一端を知ります。説明されているのは、一ノ関市第12区自治会の三浦幹夫会長。



ここで植えた木が20年ほどたてば森林を形成します。



ひこばえの森の入り口。ここから畠山さんの、森を豊かにする植樹が始まったいわば「森は海の恋人」運動の聖地です。



植樹をしてから20年で、目にも鮮やかな美しい森がつくられました。




最後に宿泊に利用させていただいた「ひこばえの森恋流センター」で記念撮影。 この実習期間中にお世話になったNPO法人「森は海の恋人」の理事長の畠山重篤さん、同副理事長の畠山信さん、一ノ関市第12区自治会の三浦幹夫会長を始めとする皆さんに厚く御礼申し上げます。


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