瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Feb 28, 2016

和田恵次先生 退官記念講演会

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 かつて瀬戸臨海実験所の教員でもあられ、また長きにわたって、この実験所をフィールドワークの拠点としてお使いいただいた奈良女子大学教授の和田恵次先生が、本年度をもってご退官となります。 奈良女子大学での退官記念講演会に加え、この実験所でも独自に記念講演会を2月13日にセッティングさせていただきました。

Photo by Katsumi Miyazaki


 和田先生は京都大学大学院理学研究科博士後期課程を出られたあと、1979年4月から1989年3月 まで京都大学理学部助手 として、瀬戸臨海実験所で、研究と教育に携わってこられました。


1978年4月17日。 後列右端が和田恵次先生。  瀬戸臨海実験所+京大理学部動物学教室有志による「海洋生物学ゼミナール旅行」。 古座川峡にて。 ©瀬戸臨海実験所所蔵写真

1980年12月8日。 瀬戸臨海実験所の忘年会。 前列左端が和田先生。 ©瀬戸臨海実験所所蔵写真




瀬戸臨海実験所のメンバーと。左から2番目が和田先生。 ©瀬戸臨海実験所所蔵写真





その後1989年4月に奈良女子大学理学部に助教授として転出されました。そして1997年に同所属の教授になられました。奈良女子大学に行かれてからも、引き続き瀬戸臨海実験所をフィールド研究の拠点として、お使いになられ、さらに和田先生のお弟子さんの学部生、大学院生も多数、この実験所に来られて熱心に研究をされました。そして非常に多数の論文を発表され、国際的に高く評価されています。

 和田先生とそのラボの研究テーマは、干潟底生動物の分布と生活史、スナガニ科カニ類の社会行動に関する生態学的研究、干潟底生動物の保全生物学的研究を主軸として、さまざまな海洋から淡水域にわたる生物のご研究をされてきました。

 より詳しいプロフィールは下記。
 http://koto10.nara-wu.ac.jp/Profiles/6/0000560/profile.html

今回の講演会は「40年間瀬戸臨海実験所で培われた研究の成果―カニ類から巻貝まで」と題されて行われました。下記は和田先生による今回の講演の要旨です。

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 大学院生時代、瀬戸の助手時代、そして奈良女子大学の教員時代を通して、瀬戸臨海実験所にて研究をさせていただいたその成果の一端を総括する。具体的には、ヤマトオサガニ同胞種、ヤマトオサガニの個体間掃除行動、チゴガニのバリケード構築行動と巣穴ふさぎ、チゴガニのwavingの機能と集団間変異、クモガニ類の偽装行動、イワホリコツブムシの生活史、マガキガイの生態、ホソウミニナの生活史と分布、スガイとカイゴロモの関係などを概略的に紹介する。
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カニのダンスを身振り手振りで説明します。All photos below by Katsumi Miyazaki


ななめ方向にハサミを振り上げる珍しいタイプのカニのダンスを、身振り手振りで説明されます。


前の写真のダンスの続きです。


夜は和田先生の退官記念パーティ兼瀬戸臨海実験所OB会の懇親会です。和田先生の今回の退官記念講演会のために多くの瀬戸臨海実験所のOBの方々がお集まりいただきました。

乾杯です。なつかしいOBの方々のお顔が、たくさん見えます。

OBの方々が旧交を温め、昔話に花がさきます。


瀬戸臨海実験所から和田先生にご無事の退官を祝して、記念品の贈呈です。

おりしもバレンタインデーの前日ということもあり、女性陣を代表して図書の興田道子さんから、和田先生へのチョコレートの贈呈です。 

和田先生から、ひとしきりお話をいただきます。

和田先生から皆さんへ「奈良女子大学」製の日本酒のプレゼント



記念撮影です。 これからもお元気でご活躍ください。 






Feb 26, 2016

佐藤崇さんの瀬戸臨海実験所着任

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 瀬戸臨海実験所は平成23年度より教育関係共同利用拠点(事業名:黒潮海域における海洋生物の自然史科学に関するフィールド教育共同利用拠点)として文部科学省から認定され、各種共同利用事業を進めています。
 この事業において2名の研究員が雇用されて、各種教育事業を行ってきました。そのうちの1名であった岡西政典さんが、2015年10月に茨城大学に助教として転出されました。 岡西さんの業績は下記。

 その後任者として、国立科学博物館より佐藤崇先生をお迎えし、2月1日に着任となりました。佐藤先生はすでに立派な業績をお持ちで、瀬戸臨海実験所は本年度は、4月の加賀谷先生の着任に加えて、またまた力強い援軍を得ました。 今後の瀬戸臨海でのご活躍に期待します。 
 佐藤さんと研究対象の魚種の代表的な写真です(photos by Dr. 佐藤崇)。










佐藤先生の業績は下記。

 http://smblstudent.blogspot.jp/p/blog-page_8.html


この日の夜は宴会が開かれました(photos by Dr. Katsumi Miyazaki)。

  





Feb 25, 2016

中町健君 修士論文公聴会

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Photos from capturing video by Yoko Takahashi

 修士課程2年の中町健君の公聴会が、1月29日(金)に瀬戸臨海実験所の講義室にて行われました。中町君は海産等脚類のコツブムシ類の行動生態を研究しています。

 中町君の業績は下記。

公聴会は無事、終了して年度末に修士号の授与の運びとなりました。
 お疲れ様でした。








Feb 17, 2016

Zakea Sultanaさん博士号論文公聴会

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Photos by Takeru Nakamachi, Katsutoshi Kagaya, & Katsumi Miyazaki

バングラディシュからの留学生のZakea Sultanaさんの博士号論文公聴会が、1月21日(木)に京都大学農学部総合館 フィールド科学教育研究センター会議室にて、行われました。

Zakea Sultanaさんは、バングラディシュ農業大学を卒業されたあと、日本に留学され和歌山大学教育学部大学院修士課程にて、干潟のシオマネキの行動生態の研究をされていました。その後、京都大学大学院理学研究科海洋生物学分科の博士後期課程に入学されました。瀬戸臨海実験所で1年半、そして京都大学からの指導委託で、静岡県三島市にある国立遺伝学研究所遺伝情報分析研究室の池尾一穂先生のところで研究をされていました。研究テーマは、岩礁潮間帯の普通種であるケアシホンヤドカリとホシゾラホンヤドカリの形態および分子レベルにおける違い系統関係についてです。

公聴会は無事終了し3月末に学位が出る運びとなりました。

おめでとうございます!

Zakea Sultanaさんの業績は下記。
 http://smblstudent.blogspot.jp/p/zakea-sultana-1.html

京都大学農学部総合館フィールド研会議室での公聴会。

京都大学からは瀬戸臨海実験所メンバー(含文科省教育拠点共同研究員)、理学研究科、農学研究科、そして指導依託先の国立遺伝学研究所からのメンバー、が参加して行われました。


懇親会の様子。瀬戸臨海実験所メンバー(含文科省教育拠点共同研究員) プラス 国立遺伝学研究所のメンバー プラス 理学研究科の渡辺先生(朝倉所長の右となり)


乾杯! ザケアさんの右となりは、国立遺伝学研究所の金城その子博士。瀬戸臨海実験所の卒業生です。その右となりは、指導委託先の指導教官をおつとめになられた国立遺伝学研究所 生命情報センター 遺伝情報分析研究室の准教授の池尾一穂先生。ご指導、有り難うございました。

池尾先生のラボの情報は下記にあります。


最後にザケアさんからの、お話をいただく。