瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Nov 25, 2015

京都大学臨海実習第二部と公開臨海実習「発展生物学実習」が開催されました!

Posted by Mokanishi

2015年8月6日~8月12日にかけて,京都大学臨海実習第二部と公開臨海実習「発展生物学実習」ががおこなわれました.

本実習では,メイオベントス観察,プランクトン観察,甲殻類の解剖,軟体動物の解剖,メイオベントス観察,などが行われました!

メイオベントス観察と軟体動物観察用のサンプルの収集.

メイオベントスの抽出.

軟体動物(巻貝類)の歯舌の取り出し.

甲殻類(ヤドカリ類)の解剖.

甲殻類全般の解説.

水族館でのベントス解説.

刺胞動物(イソギンチャク)の解剖.

イソギンチャクの体制の解説.

刺胞動物の解説.



打ち上げのバーベキュー.

集合写真.

詳しい様子は別のブログにまとめてありますので,こちらもご覧ください.

Nov 13, 2015

大阪市立大学の臨海実習が開催されました!


Posted by Mokanishi

2015年7月14日~7月20日にかけて,大阪市立大学理学部の臨海実習がおこなわれました.

本実習では,水族館見学,番所崎での磯観察,プランクトン観察,ウニ・ケガキの発生実験,巻貝の出殻反応実験などが行われました!

水族館解説.
講師は実験所の久保田先生です.

番所崎での磯観察.

天気にも恵まれました.

磯の生物の同定作業.

プランクトン観察.

ナマコの解剖.

磯の生物の観察結果発表.

コシダカウニの発生実験.

ケガキの発生実験.

巻貝の出殻反応実験.

詳しい様子は別のブログにまとめてありますので,こちらもご覧ください.

Nov 6, 2015

奈良教育大学の臨海実習が開催されました!

Posted by Mokanishi

2015年7月5日~7月9日にかけて,奈良教育大学の臨海実習がおこなわれました.

本実習では,プランクトン観察,メイオベントス観察,畠島でのマクロベントス観察,ウニの発生実験,ナマコの解剖などが行われました!

プランクトン観察.


メイオベントス観察用の基質採集.

畠島での磯観察.

畠島で採れた生物の解説.
講師は実験所の宮崎先生です.

ウニの発生観察.

ナマコの解剖.

集合写真.

詳しい様子は別のブログにまとめてありますので,こちらもご覧ください.

Nov 2, 2015

祝! 西本篤史さん 論文出版

posted by AA

 瀬戸実験所alumnusの西本篤志史さん(現在 国立研究開発法人 水産総合研究センター
中央水産研究所 海洋・生態系研究センター)が論文を出版されました。おめでとうございます。
 本研究は、ベントス群集の中でも特殊な群集であるところの、陸上の材木が海洋に流出して沈んだ時に、そこに出現するその環境固有の生物群種である「沈木群集」の遷移について、主に貝類と甲殻類に着目して調べたものです。

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 An experimental approach for understanding the process of wood fragmentation by marine wood borers in shallow temperate waters.

by

Atsushi Nishimoto, Takuma Haga, Akira Asakura, Yoshihisa Shirayama

MARINE ECOLOGY PROGRESS SERIES Vol. 538: 53–65, 2015

http://www.int-res.com/abstracts/meps/v538/p53-65/

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ABSTRACT: Wood-boring activities by various invertebrates control the availability of food and space in marine sunken wood communities. We investigated the individual stages of wood fragmentation through a 4 yr colonization experiment. We placed Japanese cedar logs on the sea bed ~2 m below the surface of Tanabe Bay, Japan. A cluster analysis showed 6 successive stages (plus 1 alternative second stage) in the development of the wood borer’s assemblage. Individuals of the bivalve families Teredinidae and Pholadidae and the isopod family Limnoriidae settled on the logs within 2 mo (Stage 1). After rapidly fragmenting the inside of the logs (Stage 2), most of the teredinids died during the first year, leaving numerous empty tunnels reinforced by calcium carbonate linings (Stage 3). Because of this reinforcement, as well as due to the fact that the tunnels never crossed each other, the resulting honeycombed structure remained stable for about 3 yr, allowing for the ongoing development of the sunken wood community. Large-scale fragmentation finally continued with the limnoriids intensively disintegrating the logs from the surface (Stage 4). As the fragmentation process drew to a close, the pholadids disappeared from the assemblage before the limnoriids (Stage 5), the latter persisting until the log had been turned entirely into small particles (Stage 6). This rapid and dynamic fragmentation process is not universal in the sea, but serves as a useful framework for comparing the wood-boring activities across various conditions. Those comparisons will help to evaluate the role of coarse woody debris in marine ecosystems.

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 最新のImpact Factorは2.619のジャーナルです。あっぱれ!

Oct 31, 2015

祝! 中町君論文出版

posted by AA


修士課程2年生の中町君が論文を出版しました。おめでとうございます!

Takeru Nakamachi, Hideki Ishida, and Noritaka Hirohashi
Sound Production in the Aquatic Isopod Cymodoce japonica (Crustacea: Peracarida)
Biol Bull 2015 229:167-172.


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要旨

節足動物には多様な発音行動とそのメカニズムが発現する。特に昆虫と十脚甲殻類の発音はよく研究されている。しかし、甲殻類でも水棲の等脚類の発音行動の詳細な研究は、これまでごくわずかである。われわれは、水棲等脚類の発音、Cymodoce japonicaのオスが摩擦発音、体のパーツ同士をこすり合わせることによって音を出すことを証明した。本種の尾を振り上げる動作に付随した発音は、摩擦音が胸部及び、腹部の体節で起きていることを示唆する。音声の解析は、発音のそれぞれの音節の長さが互いに似通っていることを明らかにした。その周波数の最頻値は2500Hz-3000Hzである。そして、走査電子顕微鏡を用いることで、背面の外骨格の内側にはヤスリ状の構造を発見した。それぞれのヤスリは188±11.1本、0.5 μm間隔の歯を持ち、その歯の数を音節の長さで割ることで、周波数の理論値は2208-3646Hzと計算された。この発見は摩擦音がこれらの構造より発せられることを示唆する。研究室での観察結果はこの摩擦音がテリトリー防衛と繁殖競争において、他のオスを威嚇する役割を果たすことを示した。
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ピンク色のフジツボの殻の中で鳴き合う2匹のオスのCymodoce japonica。このフジツボにマイクを仕込み、音声を記録した。






Sep 13, 2015

気仙沼でのポケゼミ(その4)

posted by AA & Tomo




5日目は、町づくりに関するアイデアを出すワークショップです。東北では大震災の復興の中、新しい町づくりが始まっています。しかし住みやすく快適な町をつくるためには、そうしたことに関する理念が必要となります。そうは言っても、それぞれの地域における特性や制約があるために、なかなか理想の町づくりというわけには、いきません。しかし、壊滅的な打撃を受けた海岸部を避けて、高台に新しい町をつくり、復興へ向けて、時代は進んでいます。そうした中で、よりよい町づくりとは何かを、アイデアを出し合って議論していきます。





全体を2つのグループにわけて、議論していただきました。その結果を紙にまとめ、発表していただきます。そして、聞いている人から、コメントをもらいます。



さて、町づくりに関するより良いコンセプトは生まれたでしょうか? また、われわれとして出来る復興支援とは、何なのでしょうか?




さて、今回もまたお世話になったNPO法人「森は海の恋人」の理事をつとめる畠山重篤さんは、そのホームページにおける代表あいさつ(http://www.mori-umi.org/about/message.html)で、次のように述べておられます。
  
---引用ここから------------------------

私たちが『牡蠣の森を慕う会』を結成し、海を守る森づくりを初めてから、すでに25年の歳月が過ぎようとしています。

『森は海の恋人運動』によって人々の心に植えられてきた木は、この地域の森と共に力強く枝を伸ばしてきました。豊かな海を守るために森を大切にするという活動は、全国各地に広がる大きな運動となっています。

2011年に発生した東日本大震災では、当地の沿岸地域は壊滅的な被害を受けました。多くの人が「もう海では漁ができない」とさえ思いました。しかし、そんな我々の心配をよそに、海は急速に回復したのです。海藻はジャングルのように繁り、ウニもアワビも丸々としています。こうした回復が迅速に促されたのも、森から運ばれる豊かな養分が海を支えてくれていたからにほかなりません。森と海と人間の生活のあり方を考え続けてきた我々の活動は、間違っていなかったのだと強く実感しました。

森・里・海の関わりを限りなく自然に近づけるのは、そこに生きる人間の責任です。いかに豊かな自然があろうとも、そこに生活する人間の心持次第では、まったく異なった様相を呈するものに変化してしまいます。

海のことを考える時には森まで視野に入れ、また森のことを考える時には海まで視野に入れる―こうした自然の繋がりを意識できる人が増えれば、地域は豊かになることでしょう。

忙しい日々のふとした瞬間にでも、自然の繋がり- 森は海の恋人-に心を寄せてください。

---引用ここまで------------------------

 今回ポケゼミに参加した学生さんは、どんなことを感じ取ったでしょうか? 復興の進む東北の地で、さまざまな社会的な活動されている畠山さんの活動から、何かを感じ取ってくれれば、ありがたいと思います。


最後に記念写真をパチリ。 皆様、お疲れ様でした。畠山さんをはじめ、関係者の皆様、ありがとうございました。

気仙沼でのポケゼミ(その3)

posted by AA & Tomo

4日目は、午前中は海の豊かさを感じる実習、午後は海岸近辺における大震災後の復興の様子の見学です。海はどのように回復し、また海辺における防災対策はどのように進んでいるのでしょうか?

午前中の最初は、前日に釣った魚を含め、魚介類の捌き方の実習体験です。

大きなタコの足について説明される畠山重篤さん。




まず最初に、畠山さんによる講義があります。森の恵みが海に与える影響をさまざまな角度から、自らの体験をもとに語ります。




昨晩釣り上げたアナゴの捌き方について、教わります。



そして実際にひとりひとり、やってみます。さて、うまく出来るか?




次にホタテガイの剥き方について、教わります。二枚貝はまず貝柱を切って、貝をあけ、ついで貝柱とその他の部分を切り分けます。畠山信さんが、目にもとまらぬ早業で手本を示し、一同、驚嘆しています。




ついで、ひとりひとりが見よう見まねで、やってみます。しかし、なかなかうまく、いきません。



次にカキの剥き方を教わります。これもまた、畠山さんが見事な手さばきで、剥いていきます。




ついで、これもまた、ひとりひとりが見よう見まねで、やってみます。



さきほど捌いたアナゴを、炭火に乗せて焼いていきます。魚が焼けるおいしそうな匂いが、あたり一面にただよいます。





さきほど剥いたカキは、いったん日本酒につけ、そのあともとの貝殻の上に身をのせて、焼きます。





いよいよ昼食です。自分たちで捌いた、とれたて新鮮な魚介類に舌鼓を打ちます。



さて腹ごなしも十分になったあと、今度は、大震災後の海岸付近における津波対策の建造物の見学に出かけます。

気仙沼市の道の駅「大谷海岸」ふきんの様子を見学します。黒い土嚢が、海岸付近にたくさん積まれていて、ずらっと並んでいます。



大谷海岸付近では、大津波のための防潮堤が建設されており、その様子を見学しました。高さ9.8mの防潮堤が、えんえんと海岸に建設されるのだそうですが、まだその工事が始まったばかりで、その工事現場を見学しました。


こうした防潮堤で、海岸をかこってしまうことが本当に良いのかどうなのか、さまざまな議論があるところです。自然を取り入れた工法なども、開発されつつあるようですが、今後の動向を見守っていきたいと思います。




Sep 12, 2015

祝! 和田葉子さん 論文発表! 

posted by AA

 前報の宮嶋さんに引き続き、瀬戸臨海実験所の教育拠点共同研究員として、当実験所を活用されている和田葉子さん(奈良女子大学大学院)が、ここで行われた研究を基とした論文を発表されました。おめでとうございます。

Yoko Wada, Keiji Iwasaki, Yoichi Yusa (2015)

Prey density affects strengths of density- and trait-mediated indirect interactions of predators on an algal community


Journal of Experimental Marine Biology and Ecology
Volume 468, July 2015, Pages 67–73

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 間接効果は生態系の構造を明らかにする上で重要な役割を担っていることから、これまで、陸・水両域において多くの研究がなされてきました。捕食者が被食者を通して植物などの資源に及ぼす間接効果には、密度媒介型と形質媒介型の2種類あるとされています。先行研究では、密度媒介型と形質媒介型の間接効果の大きさを決める要因として、捕食者の特性 (例えば捕食方法) や資源の特性 (例えば資源の質) が注目されてきました。しかし、これまでに、間接効果を媒介する被食者の特性について調べた研究はほとんど存在しません。そのため、本研究では、岩礁潮間帯に存在する「捕食者 イボニシ Thais clavigera - 被食者 キクノハナガイ Siphonaria sirius - 資源 藻類相」という系を用い、被食者の密度の違いが、密度媒介型と形質媒介型間接効果の大きさに与える影響を評価する野外実験を行いました。被食者であるキクノハナガイは、家痕を形成しており、その周りは藍藻Lithoderma sp.に覆われています。実験の結果、密度の低い区で
は、捕食者存在下で被食者キクノハナガイの摂餌率が低下し、密度媒介と形質媒介型の両間接効果によって藍藻が緑藻に置き換わることが分かりました。一方で、密度が高い区では、両間接効果とも緑藻の被度に影響を及ぼさないことが分かりました。以上の結果から、自然状況下において、密度媒介型と形質媒介型間接効果は共に、資源の群集構造 (藻類相) に重要な影響を与えること、そして密度媒介型と形質媒介型間接効果の大きさは、捕食者や資源の特性同様、密度という被食者の特性によって影響を受けることが明らかになりました。
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和田葉子さんは、これまでもいくつかのすぐれた論文を国際誌に発表されてきました。
そして、このブログでも紹介してきました。

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Changes in Algal Community Structure via Density- and Trait-mediated Indirect Interactions in a Marine Ecosystem. 
 By Yoko Wada, Keiji Iwasaki, and Yoichi Yusa
Ecology http://dx.doi.org/10.1890/12-0725.1
 http://setoblo.blogspot.jp/2013/06/blog-post_5937.html
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First finding of the neustonic barnacle Lepas pectinata and nudibranch Fiona pinnata in the deep sea. 
   By WADA Yoko, MIURA Yumi, FUJIWARA Yoshihiro, YAMAMOTO Tomoko, OKOSHI Kenji, YUSA Yoichi. 
   Cah. Biol. Mar. (2013) 54 : 437 - 440.
  http://setoblo.blogspot.jp/2013/08/blog-post_13.html
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 あっぱれ!

   和田葉子さんの、さらなる発展をお祈りします。








Sep 9, 2015

祝! 宮嶋彩さん 論文出版!

posted by AA

 瀬戸臨海実験所は文部科学省の教育拠点に認定され、多くの人たちに活用されています。この教育拠点共同研究員として、当実験所を活用されていた宮嶋彩さん(当時 奈良女子大学)が、ここで行われた研究を基とした論文を発表されました。おめでとうございます。

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 Is the Setal Patch on the Chelae of Hemigrapsus takanoi and Hemigrapsus sinensis (Crustacea, Brachyura, Varunidae) Advantageous in Fighting and Mating?   

    Ethology, Volume 121, Issue 9

Aya Miyajima and Keiji Wada

Abstract
Many animals have unique morphological characters that function in social behavior. Sexual selection can affect the expression of such traits in males and females, leading to sexual dimorphism. We investigated the social function of setal patches on the chelae of two species of varunid crabs, one in which males, but not females, have setal patches (Hemigrapsus takanoi), and one in which both sexes have setal patches (Hemigrapsus sinensis). We experimentally removed setal patches and compared fighting and mating behavior of individuals with and without setal patches. In H. sinensis, males with setal patches removed were inferior fighters compared to intact males. In male H. takanoi and female H. sinensis, setal removal did not influence the outcome of fights. In mating, males lacking setal patches had a similar ability to copulate with females as intact males in both species. However, male H. takanoi with their setae removed tended to take more time to initiate copulation than did intact males. When females were given the opportunity to choose intact males or males without setal patches, females of H. takanoi did not discriminate between the two. Female H. sinensis, however, copulated with intact males more frequently compared to males lacking setal patches. Male H. sinensis showed no preferences for the presence of setal patches or the body size of females. Thus, our results indicate that setal patches have a social function in male H. takanoi and male H. sinensis, but not in female H. sinensis, suggesting that the setal patches of male crabs are a sexually selected trait in both species. However, the social function of male setal patches was more prominent in the species in which both sexes possess setal patches than in the species in which only males bear setal patches.
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この研究は、はさみ脚に毛の房をもつタカノケフサイソガニ(オスのみがもつ)とヒメケフサイソガニ(オスメスともにもつ)の、毛の房の行動的な役割について調べたものです。 この雑誌のImpact Factor: 1.791です! あっぱれ。

おめでとうございます!


Sep 2, 2015

気仙沼でのポケゼミ(その2)

posted by AA & Tomo


3日目は山登りの日です。写真は「森」の実習の拠点として利用させていただいている「ひこばえの森交流センター」です。






畠山さんらを中心として植樹が行われている山に登り、植樹体験をします。まず、その概要についての説明を受けます。



そのあと、植樹の仕方について教わります。





いよいよ植樹開始です。あらかじめ畠山さんに用意していただいた苗木を一定間隔で植えていきます。




ひこばえの森の入り口。ここから畠山さんの、森を豊かにする植樹が始まりました。今では、全国から1500人もの人たちがボランティアで参加する、大規模な植樹祭となっています。



植樹のようすをしるした地図が掲げられています。年々、着々と植樹が進み、生物相の豊かな森へと山が生まれ変わっています。



植樹をしてから20年で、みごとな森が形成され、自然に湧水が出るようになり、冷たくておいしい水が飲めるようになりました。生物多様性がいかに重要かをしめすヒトコマを言えます。




植樹して、みごとに生物の多様性の高い、生まれ変わった森にて、説明を受けます。




そのあとは、気仙沼市の宝鏡寺に向かいました。




神社の石碑の前で、「森は海の恋人」の名前の由来や、美智子皇后様との出会いを説明される畠山さん。






JR大船渡線の近くを流れる大川の鉄橋の下で、川の自然の豊かさと海の豊かさについて、説明される畠山重篤さん。川にダムができてしまうと、川の自然が著しく阻害され、それが海の生物の豊かさにも悪影響を与えるのだそうです。






そのあと一関市にある室根山に登りました。ここの八合目ふきんに室根神社があります。この神社は和歌山県の紀州熊野大社により分霊が奉られて開かれてきたそうで、この「むろ」というのは、和歌山県の「牟婁」に由来するそうです。瀬戸臨海実験所があるのも、西牟婁郡ですね。





室根神社には「森は海の恋人」の石碑があります。石碑の前の木には、おみくじがたくさん結んでありました。なんでもこの石碑の「恋人」にひっかけて、人々からいつのまにやら、縁結びの神様のように崇めているそうな。





まもなく室根神社の大祭で、その準備が進められており、のぼりがたくさん立っていました。




室根神社の奥には、豊かなブナ林が広がっています。ブナ林は、豊かな生物相を持つことで知られており、こうした豊かな森が海に隣接していることによって、海も豊かになるそうです。




ちなみに、畠山さんらの始めた植樹祭は、今では全国から1500名もの人たちが参加する、驚くべきビッグプロジェクトになっています。その様子はいろいろなところに出ていますが、例えば下記には、動画があります。


またNPO法人「森は海の恋人」のホームページにも。
 

 ©NPO法人「森は海の恋人」