瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Feb 24, 2014

日本古生物学会例会に行ってきました③

あらすじ
 
初めて古生物学会に参加した岡西!
現生メインの発表だったが、果たしてウケは良かったのか!?
古生物学会例会参加記録、激動の第三話突入!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
受賞しました!!(((( ;゚Д゚)))
 
本当に良いのでしょうか。大変恐縮です。
学会長の大路先生から賞状を受け取ります。
 
実は、同じ棘皮動物研究仲間で、顔見知りだったりします(笑)
 
会長直々に打診がありこの後、古生物学会への入会を決意した岡西でした。
 
次は、化石を用いた発表を行いたいです!
 
賞状を持ってパシャリ。
 
デザインを手伝ってくれた千徳さん、本当にありがとうございました!
 
その日はまたしても江崎研の飲み会に混ぜてもらい、
祝杯に酔いしれました。

 
さらっと会計を済ませておいてくれた江崎先生、
ごちそうさまでした。

 
今後は古生物の分野で良い研究が出来るように頑張ります!!

最後に、江崎研のメンバーとパシャリ。

初めての学会でしたが、有意義な出会いや、
勉強することが多く、実のある体験をさせていただくことができました。
 
大会運営に関わった皆様、本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

Feb 19, 2014

海洋生物好き集まれ



久保田先生が毎日継続して行われている打ち上げ物の記録中に
珍しい生き物が見つかると教えて下さることがあります。
死んだカメやら、珍しい魚やら...
今日は珍しいヒカリボヤの仲間が上がっているという事で、観察していると
噂を聞きつけて研究棟の方からワラワラと皆さんも合流。
各自、気が済むまでこの波打ち際でじっくり観察し、
研究棟へ持って帰って顕微鏡で見たり、本で調べたり、固定したりしました。

私はもうすぐここを卒業して去る身ですが、こういう時間が非常に名残惜しいです!!

ここへ来る前は周りの友人に比べて、自分は海が好きすぎてちょっと異質なのではないかと感じた経験もありました。
生き物の観察で一日が終わってしまったり、ひたすら海の生き物の話でも楽しく、関連する本などに夢中になって時間を忘れたり、変わっているのではないかと...

しかし!そんなことはありませんでした。
瀬戸臨海にはご覧のように、そういう仲間がたくさんいました。
また外部からもそういう人がやってきて出会うことができました。

そして、このフィールドの近さ。
今日も、朝起きてみたら海が穏やかで比較的暖かかったので
ササッと支度して海中に設置していた水温計の回収へ行ってきました。
海峡判断してすぐに行ける所も、臨海実験所住まいの強みです。

心ゆくまで海の生物の研究をしたい人はぜひ一度見学や臨海実習に訪れてみて下さい。
posted by Yuna





Feb 18, 2014

Ariel退役

posted by marikok

もうすぐ年度末ですね。
実験所では数名の学生がめでたく学位を取得し、ここを旅立ちます。

彼らに先んじて、本日実験所のAriel(サーバー)が長年の仕事を全うしました。
Arielは、所員宛メールの配送やファイル共有の役割をしており、10年前に立ち上げて以降、これといった支障なく稼働してきました。これ以上ないくらい地味な活躍といえましょう。

昨年春に新サーバーにファイル共有機能を移行し、つい先日、京都大学情報環境機構のメールホスティングサービスにメール配送機能を移行したので、お役御免となりました。

「今年の夏こそハードディスクがクラッシュするのではないだろうか」

[最後?の勇姿]
という管理人たちの不安をよそに、今日まで元気に起動した勇姿をここに示します。Windows 2003 serverです。名残惜しい気もしますが、来年サポート終了だそうですので、これでちょうどよかったのでしょう。

そんなArielにGJをおくりたいと思います。

Σd(ゝ∀・)グッジョブ! Ariel!!

Feb 17, 2014

日本古生物学会例会に行ってきました②

大分前のことになってしまいましたが、古生物学会参加レポです!

2014年1月25日

この日はいよいよ発表です!

とはいえ、コアタイムは13:00からなので…

少し博物館を見学。

巨大化した昆虫の模型です!

こんなんがいたら人類はひとたまりもないでしょうなあ。 

大会の販売コーナーも物色していると、樹脂包埋された昆虫などの標本が!

 しかしその中で一際異彩を放つ、シワシワになったイイダコさん…(泣)

そうこうしているうちに発表時間がきました。

発表演題

岡西政典・千徳明日香・藤田敏彦 
「ツルクモヒトデ目(棘皮動物門,クモヒトデ綱)の分子系統解析と骨片の形態に基づく新分類体系」

現生メインの話でしたが、多くの方に話を聞いてもらいました。

また、実物を持ってきていたクモヒトデの化石にも興味を持ってもらいました!


こちらは千徳博士の発表

千徳明日香・森嵜仁美・大野理恵・江崎洋一・升本眞二・富山隆將 

「マイクロフォーカスX線CT画像を用いたサンゴ骨格癒合部の内部構造の解析」

大変見やすいデザインで、こちらにもたくさん人が集まっていました。お疲れ様でした!

そしてコチラは 、先日発表練習を行った江崎研の大野さんの発表。

大野理恵・千徳明日香・升本眞二・江﨑洋一 

「キサンゴ科群体サンゴにおける個体間干渉 ‐テリトリーによる検証・続報‐」

サンゴの中野個体同士のテリトリーと相互の干渉を、
プログラムを用いて見事に検証していました。
練習の甲斐もあり、落ち着いて発表されていました!

これは、今大会で編み出された「もづるポーズ!!」

今後、みなさんも是非使って見て下さいね。

そんなこんなで、 なんとか発表が終わりました。

果たして結果は如何に!?

続く。

Feb 16, 2014

望月佑一さん、マスター論文公聴会

posted by AA (photos  by Sentoku and Mokanishi)

2月3日に、望月佑一さんの修士論文公聴会が瀬戸臨海実験所講義室にて、行われました。
望月さんの研究の概要はこちら
 http://smblstudent.blogspot.jp/p/2.html












この研究はそのグラントの一部を平成25年度JAMBIO公募型「共同利用・共同研究 」にも拠っています。このグラントは結構オトクなグラントなので、皆さん応募されると良いでしょう。





 そのあと白浜のとある居酒屋で慰労会が開かれました。














指導にあたられてきた宮崎先生。









望月さんは就職されます。この3月に瀬戸実験所を旅立たれます。実験所にふんわりとした空気を持ってきてくれたので、何だか寂しいですが、うまく就職が決まりましたので良かったことではあります。

Feb 11, 2014

IAA & CSJ International Conference on Crustacea 開催・シンポジウム企画募集のお知らせ

posted by AA





このほど日本甲殻類学会は International Association of Astacology (http://iz.carnegiemnh.org/crayfish/IAA/index.htm) と共同で、Joint International Conference on Crustacea を、2014年9月20日(土)-21日(日)、札幌市の「かでる2.7」で開催することになりましたので、お知らせします。


 これは日本甲殻類学会にとって第52回大会にあたり、 International Association of Astacologyにとっての20th International Symposium (9/22-9/26 )(http://iz.carnegiemnh.org/crayfish/IAA/symposia.htm) のPre-meetingにあたります。



このConferenceは両学会の会員、非会員を問わずして、興味がある方は、どなたでもご参加できます。
このConferenceは甲殻類のあらゆる分野の生物学に関する研究発表、情報交換の場です。多くの方々のご参加をお待ちします。

次のサイト(http://2014.the-carcinological-society.jp/)に一般講演(口頭およびポスター)の募集がこのサイトに出ます。

現在、国際学会でのシンポジウムの企画を募集します。甲殻類のあらゆる分野の生物学の企画を募集いたします。

ぜひ企画をたてられ、上記サイトの事務局までご連絡下さい。

    朝倉彰(日本甲殻類学会会長)

      日本甲殻類学会のサイト


Feb 9, 2014

日本古生物学会例会へ行ってきました①

Posted by Mokanishi

1月24-26日に兵庫県立人と自然の博物館で開催された
日本古生物学会第163回例会に参加してきました!

到着日(24日)看板をパシャリ。
異常巻アンモナイト(Nipponites)が会場に古生物感を与えています。

 翌日にポスター発表に向けて張り出し!
千徳博士の先輩の学芸員の徳田さんが手伝ってくださいました!

 次は千徳博士の張り出しです。

その間に私は小ネタのミニポスターを張って仕上げ。 

 この日はシンポジウムでした。

「古生代化石研究の最前線」

私が普段参加している日本動物学会や日本動物分類学会では
なかなか聞けない話がたくさんで大変勉強になりました!

特に宇宙線と地球の核の動きと、
地球の気候の関連の話は非常に興味深かったです。

この日は懇親会がでした。
参加者が多いので、懇親会も大きなホテルで行われています。
でたくさんの古生物関係の方 と知り合いになれました!

懇親会後は、千徳博士の出身の
江崎洋一先生(大阪市大)の研究発表練習に参加させてもらいました。

お酒が入っていますが、真剣に議論が交わされます。 

その後はホテルの部屋で飲み直し。

明日はいよいよ発表です!

続く

祝! 大久保奈弥さん 論文発表

posted by AA

 瀬戸臨海実験所で学振PDをされていた大久保奈弥さんが、論文を発表されました。
おめでとうございます!

大久保さんは本年度も瀬戸実験所に滞在されて、実験を行っていました。

大久保さんの瀬戸臨海実験所での研究のようす





  今回の研究内容に関する大久保さんからの解説です。
--------------------------------------------
 近年、刺胞動物門の分子系統解析が多く行われており、その中のイシサンゴ目についてもmtCO1やrDNAの配列などから得られた様々な系統樹が発表されています。これらのコンセンサスとして、イシサンゴ目のグループは、RobustとComplexという2つのサブグループに分かれることが明らかとなってきました(Romano and Palumbi 1996)。しかし、サンゴの形態(群体形)とこれら2つのサブグループには全く関係性がみられず、サブグループの分かれ方がどのような差異を生んでいるのかは未だに不明です。そこで我々は、刺胞動物の発生様式が多様であることに着目し、発生様式と系統関係に何らかの繋がりがあるかどうかを調べました。まず、ComplexグループからはPseudosiderastrea tayamai, Galaxea fascicularis, Montipora digitata, M. hispida, Pavona decusataの5種を、Robustグループからは Oulastrea crispata, Platygyra contorta, Favites abdita, Echinophyllia aspera, Goniastrea favulus, Dipsatraea speciosa, Phymastrea valenciennesiの7種の卵と精子を採取し、未受精卵からプラヌラ幼生になるまで、ホールマウントと組織切片による観察を行いました。これら11属は、イシサンゴ目の分子系統樹からまんべんなく選んでいます。その結果、原腸形成の様式がComplexとRobustグループで明らかに異なることが分かりました。Complexグループでは、桑実胚の後、えびせん胚と呼ばれるいびつな形になり、その後、丸形の胚になる際に、移入や陥入が組み合わさって外胚葉と内胚葉が形成されます。一方、Robustグループでは、えびせん胚に似た平たい胚の後に丸形の胚となる際、胞胚腔が形成されます。そしてその後、明らかな陥入により外胚葉と内胚葉が形成されます。過去に研究されたComplexに属するAcropora とPorites(Okubo and Motokawa 2007, Hirose and Hidaka 2006)においても、本研究で明らかになったComplexの原腸形成様式が当てはまります。これらの結果から、系統解析から導かれたComplexとRobustという2つのサブグループの差異は、生息環境の影響をあまり受けることのない発生胚の形態に表れていることがわかりました。例外として、PavonaだけがRobustグループの原腸形成様式を持っていたのですが、Pavonaの属するAgaricidae科からRobustが生じたという説(Kitahara et al. 2012)があることから、発生様式も同様である可能性が僅かに示唆されました。今後は、他の刺胞動物の発生様式も網羅的に調べたいと考えています。
--------------------------------------------
 大久保さんは、現在は東京経済大学の専任講師で、下記にその研究紹介があります。








Feb 6, 2014

西本篤史さん、ドクター論文公聴会


posted by AA

 さる1月15日に京都大学農学部総合館2階にて、瀬戸臨海実験所で研究を続けられて来た西本篤史さん(博士課程4年)の、博士号論文の公聴会が開かれました。

  「Ecology of sunken wood community in the ocean  海洋における沈木生物群集の生態学」

西本さんの研究内容は下記です。
http://smblstudent.blogspot.jp/p/4_11.html


7年間の集大成、超大作を発表する西本さん。右端に見えるのが、指導にあたられてきた元瀬戸臨海実験所の所長の白山先生(現在 JAMSTEC)



 そのあと慰労会が行われました。お疲れさまでした。そしておめでとうございます。

西本さんと、その左側が白山先生。








Feb 5, 2014

標本ソルジャーの戦い①

Posted by Mokanishi

ここ瀬戸臨海実験所の実習室には

様々な動物の標本が保管されています。



この標本の群れに…

立ち向かう者たちがいた!!
標本整理ソルジャーです!!






今後、細々と実習室標本の整理の様子をアップしていきたいと思います。

乞うご期待!

座安佑奈さん、北野裕子さん ドクター論文公聴会

posted by AA

 さる1月9日に京都大学農学部総合館2階にて、瀬戸臨海実験所で研究を続けられて来た北野裕子(博士課程5年)さんと座安佑奈(博士課程3年)さんの、博士号論文の公聴会が開かれました。

 午前10時-11時
 北野裕子氏公聴会 「Molecular phylogeny of genus Goniopora and taxonomic revision of the family Poritidae  ハナガササンゴ属の分子系統解析およびハマサンゴ科の分類の再検討」
 北野さんの研究内容は下記です。
http://smblstudent.blogspot.jp/p/5.html


午後2時30分-3時30分
 座安佑奈氏公聴会 「The cospeciation between massive corals and gall crabs 塊状サンゴと共生するサンゴヤドリガニ間に見られる共種分化」
 座安さんの研究内容は下記です。
http://smblstudent.blogspot.jp/p/4.html


 長年の成果の集大成です。

また、そのあとお二人の慰労会を開催しました。座安さん、北野さん、おめでとうございます。お疲れさまでした。

右手前:何と台湾からYi-Ting Lienさんも、この日のために、かけつけてくれました。
右奥が座安さんと北野さんのサンゴの研究の指導あたられていた元瀬戸実験所の深見先生(現在、宮﨑大学)、その2つ手前が審査にあたられた疋田努先生(理学研究科動物学教室)。テーブル左奥が審査にあたられた渡辺勝敏先生(理学研究科動物学教室)。




北野さんと疋田先生。左奥に見えるのは瀬戸臨海実験所をフィールドワークの拠点として研究されている和田葉子さん(奈良女子大学)。この日の応援に、かけつけて下さいました。