瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Nov 28, 2013

祝! 岡西政典さん またまた論文出版!


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教育拠点研究員の岡西政典さんが藤田敏彦さん(国立科学博物館)との共著で論文をオンラインで出版されました。 何というハイペースでしょう。素晴らしい! おめでとうございます! 将来が楽しみです!

Masanori Okanishi and Toshihiko Fujita. (2013) A taxonomic review of the genus Astrodia (Echinodermata:Ophiuroidea: Asteronychidae).   Journal of the Marine Biological Association of the United Kingdom.  doi:10.1017/S0025315413001331

本論文はクモヒトデの中のAstrodiaという属の分類学的再検討です。タコクモヒトデ科のOphiocreas abyssicola Lyman, 1879が別のキヌガサモヅル科のAstrodia属の1種であることを明らかにしました。これにより、3種が知られていたAstrodia属は4種に整理されることとなりました。また本研究では、Astrodia excavata Lütken & Mortensen, 1899 Astrodia plana Lütken & Mortensen, 1899 のレクトタイプ指定も行いました。

Astrodia abyssicola (Lyman, 1879)
のシンタイプ標本 MCZ 2826
(写真撮影:岡西政典)

Nov 27, 2013

祝! 諏訪僚太さん 論文出版!

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環境変動に対する海洋生物の応答についての生理生態学的研究を続けている、学振PDの諏訪僚太さんが下記論文を発表されました。おめでとうございます。


Effects of low pCO 2 conditions on sea urchin larval size
Ryota Suwa, Yukihiro Nojiri, Tsuneo Ono & Yoshihisa Shirayama

Marine Ecology, 34, pp 443-450

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/maec.12044/abstract

この研究では低二酸化炭素分圧が、ムラサキウニとバフンウニの幼生のサイズに与える影響について調べられています。海水中の二酸化炭素分圧を精密に制御できる装置を用い、従来よりも低レベルな高二酸化炭素分圧でもウニ幼生の発生に影響が生じること等が明らかになりました。

ムラサキウニの成体(左)と四腕プルテウス幼生(右)


諏訪さんの研究テーマと研究内容については、下記を参照。
http://smblstudent.blogspot.jp/p/blog-page.html

人間活動が海洋生態系に与える影響が、近年急速に大きくなっていく中にあって、こうした研究の重要性はますます高まっていくものと思われます。