瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Dec 18, 2013

タイへ行ってきました

posted by Mokanishi

どうも研究員の岡西です.
最近アジアづいている私ですが,
また11月にタイのチェンマイに行ってまいりました.

タイではこの時期にロイクラトンという大きなお祭りが
開かれていて,税関が大混雑でした.
一時間以上ならんでやっと通過できました!

チェンマイでは終始好天に恵まれました.
やはり南国は植物などが色鮮やかです.

今回の訪問の目的は国際会議です.
NRCT-JSPS Joint Seminarということで,
JSPSのACOREプログラムでの研究成果を発表してきました.

こ,これが発表会場!?


…と思いきや,私の発表するベントスグループの会場はもっと小さなところでした.

Okanishi M., Chvanich S., Vijakarn V. and Fujita T. 
"Population structure of a fissiparous brittle star Ophiothela danae (Echinodermata: Ophiuroidea) on gorgonacean corals"

というタイトルで発表してきました.

本来の専門とはちょっと違った話だったのですが,
何人かの方に興味を持っていただきました!

発表も終わって一休み.
アジアでのお茶には必ずそれなりの食べ物がつくので,
ついつい食べ過ぎてしまします.

ポスター発表会場の一風景.
科博でお世話になった先生と,
兄貴分だった魚類の中江博士(今は科博の職員です!)
が熱く議論を交わしています.

打ち上げでの様子.
この不思議な三角形は椅子ではなく,
背もたれのように使うらしいです.

画面左側がイスラムの人,右側がそうでない人のゾーンです.

チェンマイの伝統料理です!
いずれも大変美味しく(若干辛いものもありましたが)
堪能させていただきました.

フィンガーボールのお茶で手を洗いながら
直取りでいただくのが,チェンマイスタイル.

宴もたけなわの頃,
手にロウソクを持ち,踊り歩く女性たちが登場

溶けた蝋が手に落ちないように,
巧妙に手を動かすのが,チェンマイスタイル.


更にエキサイティングな太鼓たたきが登場.

非常にかっこよかったのですが,
絶妙なタイミングで写真が撮れてしまうのは...
私の腕の問題ですね.

おや,宴会場の外に白い紙が?

これはコームローイと呼ばれる代物です.
中のロウソクに火をつけてしばらく待つと...?

浮き上がりました!気球と同じ原理ですね!
ロイクラトン祭りでは願いを込められたコームローイ
が夜空を埋め尽くすとか.


この灯篭はクラトンと呼ばれ,
お祭りの名前はこれにちなんでいます.
お祭りの中心地では川に流されるそうです.

なんとこのクラトンはパンでできています.
ふやけないのでしょうか.

宴会翌日,マレーシアチームと昼食.

ペロリ!
料理を一瞬で平らげてしまいました.
食が全ての基本なのはどの国も同じですね.

このように,国際会議ではたくさんアジアの方々と交流を持つことができました.

最後に,このような機会を与えてくださったJSPS-Acore Comsea Programに感謝を申し上げます!












結局,国際会議に出ずっぱりで,
祭りの中心付近には行かなかったのですが,
帰りの空港でこんな画を見つけてしまいました.

後悔を覚えるとともに,チェンマイへの再訪を誓うMokanishiでした.

Dec 8, 2013

下田の忘年会

posted by KM

12月7日に行われた筑波大学下田臨海実験センターの「ホヤの忘年会」に、昨年に引き続き、望月君と共に行ってきました。

下田臨海には、今年度も望月君が採集などで大変お世話になりました。彼が学生として下田を訪れるのも、これが最後となります(のはずです)

場所は例年通り「寿々女鮨」。御大渡辺浩先生や一時体調を崩されていた斉藤康典先生も元気に参加です。

望月君はJAMSTECの宮本さん、白浜にも一度採集に来たことのあるKirstyさん、斉藤さんの所の院生でヒラムシの研究をしている森田さんと一緒の、いわゆる「若者席」です。

私は、元技官の植田さん、現山形大の小田さん、現東北大の青木さんと一緒の「XX席」。小田さんと会うのは何年ぶりだろう?

斉藤さんの音頭で乾杯。

蓋が閉まっていてわかりませんが、今年のメインは猪鍋でした。

 楽しかった会も、9時にはお開きとなり…、

 センター食堂にて二次会の開催。渡辺先生も10時過ぎまでお付き合いいただきました。益々もってお元気です。隣に座った望月君は、先生とどんな話をしたのでしょうか。

 二次会はその後、夜中1時位まで続きました。

楽しかった思い出を胸に、翌朝元気に(?)帰路に就きました。研究棟玄関でたまたま斉藤さんに会い、駅まで車に乗せてもらいました。どうも有り難うございました。

伊豆も紅葉真っ盛りです。


 もともと風邪気味だった望月君は、昨夜頑張りすぎたせいか、風邪がひどくなってしまったようです。伊豆急下田から熱海までの車内、ずっとこんな感じでした(背景に写っているのは伊豆大島です)。


熱海から私は私用で東大柏キャンパスへ向かい、望月君は白浜へと戻ります。果たして彼は無事家に戻れたのでしょうか?

Dec 4, 2013

フィールド研十周年!!

posted by KM

さる11月26日にフィールド科学教育研究センター創立10周年記念式典が、また同日及び翌27日には記念の国際シンポジウムが開催され、スタッフの一員として参加してきました。


場所は京大芝蘭会舘。医学部構内の北の端にある施設です。

1日目の午前中は記念式典。吉岡センター長による開会の挨拶です。壇上には松本総長の姿も。

 センター社会連携教授の畠山重篤氏の記念講演もありました。

午後からは、記念の国際シンポジウムです。

口演に加え、ポスターセッションもありました。瀬戸の元学振PDで、現在東京経済大学専任講師の大久保奈弥さんとその旦那様の姿も見えます。

シンポジウム参加者が集まっての記念写真です。

この日は夕方から祝賀会。前センター長の柴田先生による乾杯の音頭です。
ワインのテーブルの周りには集まるべき人が集まって、次々とボトルを空にしておりました(私もちょっとだけ加担しました)。今回の記念イベント、予算オーバーしていたとしたら、絶対これが原因です。


翌日も朝からシンポジウム。矢印で示したのは、朝一番のチェアパーソンを務めた中野先生です。 
なかなか見事な司会ぶり(もちろん英語)でしたが、最後に発言しようとした人がいるのに気付かずにセッションをcloseしてしまい、その人がマイクを持ったまま絶句していたのは、ここだけの秘密です。

二日間にわたる記念イベントも無事終了しました。皆さん大変お疲れ様でした。

今回の国際シンポで大会委員長を務められた向井宏先生は、これを持ってセンター連携教授を辞される事になります。センター特任教授の時代から約7年間に渡り、センターの活動を様々な形で支え続けてくださいました。本当に有り難うございました。


期間中の京都は紅葉のピーク。私は主に講演者のスライドファイルの受け取りを担当していたのですが、受け取りデスクの後ろの窓からは、紅葉に彩られた大文字山が見えていました。

Nov 28, 2013

祝! 岡西政典さん またまた論文出版!


posted by AA

教育拠点研究員の岡西政典さんが藤田敏彦さん(国立科学博物館)との共著で論文をオンラインで出版されました。 何というハイペースでしょう。素晴らしい! おめでとうございます! 将来が楽しみです!

Masanori Okanishi and Toshihiko Fujita. (2013) A taxonomic review of the genus Astrodia (Echinodermata:Ophiuroidea: Asteronychidae).   Journal of the Marine Biological Association of the United Kingdom.  doi:10.1017/S0025315413001331

本論文はクモヒトデの中のAstrodiaという属の分類学的再検討です。タコクモヒトデ科のOphiocreas abyssicola Lyman, 1879が別のキヌガサモヅル科のAstrodia属の1種であることを明らかにしました。これにより、3種が知られていたAstrodia属は4種に整理されることとなりました。また本研究では、Astrodia excavata Lütken & Mortensen, 1899 Astrodia plana Lütken & Mortensen, 1899 のレクトタイプ指定も行いました。

Astrodia abyssicola (Lyman, 1879)
のシンタイプ標本 MCZ 2826
(写真撮影:岡西政典)

Nov 27, 2013

祝! 諏訪僚太さん 論文出版!

posted by AA

環境変動に対する海洋生物の応答についての生理生態学的研究を続けている、学振PDの諏訪僚太さんが下記論文を発表されました。おめでとうございます。


Effects of low pCO 2 conditions on sea urchin larval size
Ryota Suwa, Yukihiro Nojiri, Tsuneo Ono & Yoshihisa Shirayama

Marine Ecology, 34, pp 443-450

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/maec.12044/abstract

この研究では低二酸化炭素分圧が、ムラサキウニとバフンウニの幼生のサイズに与える影響について調べられています。海水中の二酸化炭素分圧を精密に制御できる装置を用い、従来よりも低レベルな高二酸化炭素分圧でもウニ幼生の発生に影響が生じること等が明らかになりました。

ムラサキウニの成体(左)と四腕プルテウス幼生(右)


諏訪さんの研究テーマと研究内容については、下記を参照。
http://smblstudent.blogspot.jp/p/blog-page.html

人間活動が海洋生態系に与える影響が、近年急速に大きくなっていく中にあって、こうした研究の重要性はますます高まっていくものと思われます。

Oct 29, 2013

祝! 岡西政典さん 論文出版!

posted by AA 

教育拠点研究員の岡西政典さんが藤田敏彦さん(国立科学博物館)との共著で論文を出版されました。 おめでとうございます!

Masanori Okanishi and Toshihiko Fujita. (2013) Molecular phylogeny based on increased number of species and genes revealed more robust family-level systematics of the order Euryalida (Echinodermata: Ophiuroidea). Molecular Phylogenetics and Evolution, 69 (3): 566-580.

本論文はツルクモヒトデ目の系統解析のPart 2にあたります。テヅルモヅル科とキヌガサモヅル科が単系統となること、テヅルモヅル科の中に3つのサブクレードが認められることを示しています。前者は新上科として記載し、後者のクレードのうち2つを既存の亜科に割り当て、残り1つを新亜科として記載しています。また本研究では、タクソンサンプリングと適切な遺伝子の選択が分子系統解析に与える影響についても言及しています。

岡西さんの精力的な研究に拍手!! (^^)bGood!

形態に基づく従来の科階級群の分類体系(左)と、本研究で明らかになった分類体系(右)。



本研究で記載されたコブモヅル亜科(Astrothamninae)のタイプ属の一種Astrothamnus echinaceus Matsumoto, 1912のホロタイプ標本(UMUTZ-Echi-Oph-29)

Oct 24, 2013

中国・厦門へ行ってきました。

いつも釣りのブログしか書いていませんが、ちゃんと仕事もしてるところをお見せしようと思います。

先日、中国・厦門大学で講義およびカサガイ類のサンプル採集を行ってきました。 院生の時から、あちこち海外へ行っていましたが、中国は初です!

厦門大学は現在、新キャンパスを建設中です。宿泊は旧キャンパス、朝食後スクールバスで1時間かけて、新キャンパスに到着。講義と貝類の鑑定に関する実習を行ってきました。

お、お、王宮!?

で、でかい!

お、お、お、王宮!?

学生寮。立派すぎます。

プールが、うちの実験所より大きい(汗)

玄関には中国語で講義の宣伝ポスターがありました。

ある日の昼食。牡蠣。貝は苦手なのになぁ(食べるのは)。

う、マテガイ。貝料理と牛の腸(内蔵系も苦手)などが円卓をぐるぐる回り、ロシアンルーレット状態でした。

鴨に野菜の炒めもの美味しかったです。

超大盛り。このあと4皿追加されて、4人分。
アイス2個を包んだデザート。

薬草ゼリーにプリンとアイス。

ん!?いいのか!?写真中央にはローソンの制服着たような何かが。。


打ち上げは日本料理屋にて。

いやー、よく食べます。皿が積みあがってますが、この後、これらの3倍は出てきました。

打ち上げの最後の集合写真です。後方中央がYunwei Dong教授です。
お世話になった研究室は、もともと生理・生態の研究室なので、分類に関する知識がほとんどありませんでした。図鑑に図示された1個体が種ではなく、種とは変異も含んだ1つの集団であるというような事を言ったら、何となく分かってくれたようです。

いろいろと共同研究の打合せなどもしてきたので、また近いうちに中国に行くことになりそうです。

posted by Tomo