瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Oct 30, 2012

403号水槽の大掃除

posted by marikok

[上から見た403水槽]
瀬戸臨海実験所には、白浜水族館が付属しています。その水族館のお仕事をちょっとだけ紹介します。今日は、年に1度の403号水槽の大掃除の日です。 この水槽は白浜の岩礁をテーマにしており、サンゴをはじめ、色とりどりの熱帯性魚類を中心に展示しています。



[フトトゲヒトデ]
もちろん水が入っていては掃除できないので、水を抜いてすべての生き物をバケツに移して保管します。このときに何がどれだけいるか、記録します。






[通路側からみた403号水槽]
お客さん:大変やなあ…

生き物を避難させた後は、ひたすらタワシでごしごし+水で流す作業を繰り返します。






[ライブカメラからみた403号水槽]
大掃除完了!で403号水槽に水をいれたところです。座り込みを続けるヒゲハギの向こうにある、美しい水面のさざなみがご覧いただけますでしょうか。

ところで、この403号水槽にはなんとライブカメラが設置してあります。いつでも、だれでも、この水槽をオンラインで見れるのです!もちろん掃除しているところも見れます(笑)

大掃除の作業は、1時間半ほどで終わりました。
技術職員水族館担当の皆さん、お疲れさまでした!

Oct 29, 2012

構内清掃が行われました

研究員のMokanishiです。

10月24日に、瀬戸臨海実験所の構内清掃が行われました。構内には様々な植物が自生しているため、放っておくと建物が飲み込まれます。 そうなる前に職員総出で刈ってしまおうという人類vs自然の戦いがこの構内清掃です。

朝九時に集合し、草刈り機、鎌、鋸、高枝切りバサミ、などおもいおもいの獲物を選び、構内をきれいにしていきます。

構内の樹を刈りまくります
夕方ごろにやっと刈り終わりました!

夜の慰労会では、自然との激戦の興奮冷めやらぬ漢達による、大腕相撲大会が催されました。教員、技官、学生、研究員を巻き込んだ総当たりの熱きバトルの結果、最強の栄冠は技官のOさん(最年長)の頭上に輝きました。

最強の称号は誰の手に!?
 素晴らしい慰労会にお酒も進み、秋の夜は更けていきました。

皆様お疲れ様でした!

posted by Mokanishi(最弱)

Oct 25, 2012

日本造礁サンゴ分類研究会@串本に参加

  

日本造礁サンゴ分類研究会JSCT(Japanese Society for Coral Taxonomy)の第5回研究会が串本海中公園で開催され参加してきました。

近年の水温上昇や環境変化に伴い、サンゴ群集組成の変化が進行しており、このような変化を捉えるべく各海域でのデータ収集、発信が急務となっています。

しかし造礁サンゴの分類には多くの問題が残され、国内の研究者間でコンセンサスがないまま個人的に解釈された種名が用いられ、サンゴ群集の統一した理解を困難にしています。

日本造礁サンゴ分類研究会はコンセンサスを確立すると共に成果として日本各地のサンゴ相目録を作成し、国内のサンゴ群集の分布知見の集積に寄与する事を目的として2008年に設立されました。

今回は野外潜水調査の日も海況に恵まれ、メンバー各自が準備し発表された座学も毎晩12時を過ぎるまで盛り上がり議論されました。
内容も濃く非常に有意義で、研究へのモチベーションも高まった4日間でした。

メンバーは私が生まれる前からサンゴ礁フィールド調査をされてきた方々も多く、毎回すごい武勇伝や昔の元気なサンゴ礁の様子を拝聴するのも私にとってはもう1つの楽しみです。

 Posted by Yuna

Oct 22, 2012

日本甲殻類学会に参加


10月20、21日に日本甲殻類学会第50回大会が熊本大学で開催されました。今回の学会では、卒論のテーマである「シオマネキの闘争行動」という内容でポスター発表をしてきました。 初めての学会参加、初めての学会発表で少し緊張していましたが、来てくださった方々は熱心にお話を聞いて下さり、多くのアドバイスをして頂きました。

懇親会でも、様々な方々とお話ができました。
熊本大学は学部時代に私が在籍していたところでもあり、前の研究室のメンバーと近況報告や研究の話で大いに盛り上がりました。
本当に多くのことが学べた学会であったと思います。
 
 
 
(posted by 望月)

対馬海峡の大型クラゲ目視調査

[目視調査中。
天鷹丸小勝2/O撮影]
10月17~21日に対馬海峡で、大型クラゲ目視調査を水産大学校の天鷹丸という練習船で行ってきました。 大型クラゲとは、日本海に大量に出現することがあるエチゼンクラゲのことです。日本海の入り口である対馬海峡を見張っておけば、クラゲの日本海への来遊を予測できるため、このような調査を行います。

目視調査は、日出から日没まで延々と海面を見続ける作業です。これは結構大変です。一人では到底無理なので、水産大学校の専攻科生の皆さんと行いました。今回は、対馬の東側で、数は少ないですが80cmほどのクラゲをみることができました(クラゲはあっというまに通り過ぎてしまうので、カメラにおさめることができませんでした…)。

 [キクイタダキ]
それから、わたしと同じく佐世保から乗船したキクイタダキを紹介します。国内最小の鳥だそうです。乗船調査をやっていると、ときどき誤って船に乗ってしまい、そのまま移動してしまう小鳥を見ます。無事下関までたどり着いた模様です。




詳しい目視の結果は、JAFICの大型クラゲ出現情報でみることができます。
天鷹丸の乗組員の皆さん、専攻科生の皆さん、ご協力ありがとうございました!

(posted by marikok)

Oct 17, 2012

巨神兵白浜に現わる(withクマムシ)

せとブロを親しみやすいものにするために頑張る学生の藤本です。

都内某美術館で開催された特別展に行った折、物販コーナーで注文した巨神兵フィギュアが、本日、京都大学瀬戸臨海実験所に届きました!

 巨神兵とは、宮崎駿の漫画&アニメ「風の谷のナウシカ」に登場するクールな怪物です。知らない人は是非漫画を読みましょう。


そんなクールな巨神兵のフィギュアを、私の研究対象でもあるクールな生き物クマムシのGiantmicrobes社製ぬいぐるみとコラボさせてみました。


嗚呼!

せとブロはなんて親しみやすいのでしょう!


(Posted by 藤本)

Oct 8, 2012

祝!日本ベントス学会学生発表賞(ポスター)

[五嶋聖治日本ベントス学会会長より
表彰状を受け取る西本さん]
東邦大学で10月5日(金)~8日(月)に開催されていました「2012年度日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会」において、 日本ベントス学会学生発表賞(ポスター)を、博士後期課程大学院生の西本篤史さんが、受賞されました!

発表演題は、西本篤史・矢野航・芳賀拓真・白山義久「深海に流入した木片における生物浸食過程」です。下記サイトに講演要旨全文があります。

https://sites.google.com/site/pb2012tokyo/program

(posted by Asakura)

Oct 1, 2012

第3回The Ocean in a High-CO2 Worldシンポジウム参加

米国カリフォルニア州モントレー市にて開催された3The Ocean in a High-CO2 Worldシンポジウム(2012923日から27日、約600-700人規模)に参加してきました

近年、大気中のCO2分圧は1年間に1.5~2.5 ppmのペースで上昇しており、産業革命前は280ppmだった大気中CO2分圧は現在390ppmを超えています。この上昇に伴って海の表層におけるCO2分圧も上昇しており、海中ではCO2が溶け込んだ際に生じる水素イオンH+濃度の上昇(つまりpHの低下)による海洋酸性化が起こりつつあります。私はこのCO2分圧の上昇がバフンウニなどの幼生に与える影響について発表をしてきましたが、この海洋酸性化について物理学や化学、地学、生物学そして社会学などの広範な分野の研究者が4年に一度集まって議論するのが本会議です。私も白浜で鈍った英語力で議論に必死に参加してきました。生物分野では多種多様な海洋生物への酸性化の影響について数多くの研究が発表されており、近年盛んになっている分子生物学的手法を用いた生物応答の機構解明に関する研究を始め、親世代から子世代と2世代(またはそれ以上)にわたり将来予測されている酸性化条件に曝露した際にみられる適応的な応答や、酸性化と高水温の共作用について調べた研究などが興味深かったです。また、どのように教育現場などで海洋酸性化についての知識を伝えるかを勉強するワークショップもあり、海洋酸性化の認知度が上がってきているのを感じました。

[ジャイアントケルプ]
また、ここモントレーには世界的に有名な水族館Monterey bay aquariumがあり、こちらも見学してきました。

背の高いジャイアントケルプが自生している大型生態系展示水槽から美しいクラゲ・クシクラゲ水槽群、タツノオトシゴ・ヨウジウオ水槽群、大型タッチプール、望遠鏡による野外のラッコ観察などなど時間がいくらあっても足りないほど、規模が大きく、また楽しめる水族館でした。  




[シーネットル]

[リーフィーシードラゴン]


教育用の展示模型の多さも目を惹きました。









 

モントレーはジャズ文化が盛んなサンフランシスコの近くに位置しています。夜はモントレー市内の広場で行われていた本場のJazzライブに酔いしれました。





(posted by 諏訪)