瀬戸臨海実験所公式ブログ ‐ 地球の海と生命を科学する人々の日常。

Jan 1, 2017

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
本年もまた宜しくお願いいたします。


平成29年元旦


京都大学瀬戸臨海実験所 朝倉彰

Dec 16, 2016

News! 日本甲殻類学会国際誌Crustacean Researchに関するニュース


日本甲殻類学会国際誌Crustacean Researchの最新号が発刊になりました。
     Crustacean Research
     http://crustacean-research.webnode.jp/



ここに掲載された等脚類の新種記載の論文が、マスコミに取り上げられてニュースになっていますので、お知らせします。

 トリカジカエラモグリElthusa moritakii sp. nov.

A new species and new host records of the genus Elthusa (Crustacea: Isopoda: Cymothoidae) from Japan.

Nobuhiro Saito, Takeo Yamauchi
Crustacean Research   Vol. 45 (2016) p. 59-67
    https://www.jstage.jst.go.jp/browse/crustacea



毎日新聞

読売新聞

中日新聞

伊勢新聞

47News

Gooニュース

Yahoo! ニュース

Biglobe news

鳥羽水族館



Nov 7, 2016

大阪教育大学臨海実習 (7/2-6)

Posted by TPS

2016年7月2日から6日にかけて,大阪教育大学の臨海実習が行われました.

本実習のメニューは,ウニの発生観察,プランクトンの観察,間隙生物の観察,畠島での磯採集・観察などです.

まずは今回の実習を担当する中野先生によるガイダンスからスタートです.

スケジュールがタイトなので,初日の夜からムラサキウニの発生実験開始です.
まずはいつものようにウニのヘアスパインカット.

そして塩化アセチルコリンを注射します.初めてとは思えないこの手つき!

卵か精子か,はたまた失敗か?期待に満ちた眼差し….


2日目はウニの発生過程の観察です.卵を観察するために,スライドグラスにビニールテープを貼り付け「下駄」を作製します.カバーグラスで卵や胚をつぶさない工夫です.

 前日はムラサキウニを使用しましたが,この日はコシダカウニの出番です.
卵黄が少なく透明度の高い卵は,発生観察に最適です.

 そしてやっぱり楽しそう.今回は両方のウニで採卵・採精が成功しました.

コシダカさんの透明度!第一卵割をリアルタイムで観察できました.


3日目はウニの発生観察も続けつつ,間隙生物とプランクトンの観察です.

まずは間隙生物の基質採取です.こちらは砂堀り男子. 

そしてフジツボ削り女子です.でも削ったフジツボはどこに….

実験所に戻って洗い出しです.淡水、海水×2の3回洗浄で間隙生物を集めます.

集めたサンプルから顕微鏡を使用して間隙生物を探します.
今回は海藻から右のような「動吻動物」の仲間が見つかりました.

午後からはプランクトンの採集と観察です.海水浴ではありません,プランクトンネットによる採集です.大事なことなので繰り返します.「海水浴」では…ありません.

男子チームが海水浴採集したあとは,女子チームが突堤からネットを投げての採集です.左はかなり鋭角に海面に向かっていますね….

観察した生物は門ごとにリストアップしました.


4日目は畠島での磯観察です.当実験所が誇る実習船「ヤンチナ」の乗り心地はいかがでしたか?

実験所分室内では,40年近く引き継がれている「伝統の黒板」で畠島の歴史と生物相の変遷について解説をうけました.

空が青い!とても良く潮が引き,良い天気にも恵まれました.小丸島を目指して進むみなさんの背中です.

むしろ天気が良すぎですね.転石帯とタイドプールでの生物採集の様子です.

実験所に戻ってからは,採集物の同定と解説です.グループごとに担当した生物の同定結果や特徴を報告しました.

今回の成果は…?黒板のリスト以外に,甲殻類がとても充実していました.これで実習メニューは終了です.生田先生,学生のみなさん,お疲れ様でした!

そして打ち上げ会へ!この2人に翻弄されたパーティでした….詳細は別の機会に.